大阪の店舗のリノベーション現場では大工工事に取り掛かっています。
設計図面の段階で打ち合わせを重ねながら進めていたのですが、着工後の現場ではそれぞれの段階での検討事項が出てきます。
着工後すぐは、壁や天井、カウンター等の造作の他、給排水や給排気、電気等の設備の確認を行いながら、大工工事の方針を定めて作業を進めていきます。
この段階で大切なのは、大きく現場の進行の先を見通すことと、それに基づいて全体を仕上げていくことです。
例えば細かい造作はとりあえず置いておくことも、現場作業をスムーズに進めるために大切な割り切った考え方になります。詳細な造作工事は周辺が固まってからの作業になります。
これから先、設備工事の方針が決まり、大枠の大工工事が進んでくると、造作家具も含めた詳細な検討を行うことになります。
この段階になると当事務所の得意分野である、造作家具の検討の出番です。
またその時にまでに、現場確認の上、詳細なおさまりを図面化することになります。
現場とは別でオーナーとの打ち合わせでは、仕上材の選定が進んできています。
床材が決まり、造作家具のメラミン素材、さらにカウンター席・VIP席のソファの高さなどがどんどん決まっていきます。
造作家具の形状も確定して、あとは現場の寸法に合わせるだけということになっています。
デザインの打ち合わせ、現場作業共に進行速度が上がってきています。
今後、現場を訪れるたびに、どんどん仕上がっていく様子を見ることができます。
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